4回にわけて、自分で登記する際の間違いやすい点をご紹介してきました。このサイトやブログをご覧になって、自分にもできそうだと思った方、とても私にはできないと思った方、戸籍の収集までは何とかできそうだとか、感じ方は様々だと思います。
自分で登記をすることが、難しいのか、簡単なのかはやった後にしか実感しないでしょう。ただ、これでは登記は難しいのかという問いには答えていません。
一概に自分で登記することが難しいか否かを結論つけることは、できませんが、次のことは言えると思います。
●絶対に自分で登記をしてみせるという思いの強い方は、自分で登記できます。
●活字に抵抗感がない(文字を書くことに抵抗感のない)方は、そうでない方より、ずっと自分で登記できる可能性が高いと言えます。
●十分に時間の取れる人は、そうでない人より、ずっと自分で登記できる可能性が高いと言えます。
なんでもそうですが、わかってしまえば簡単なものです。しかし、誰でもはじめてやるのは、これで本当に良いのかなとか不安なものです。この先何が待ち構えているか、わからないから難しいと感じるのです。
不動産登記は、正確さが求められます。申請した後は、手直しの機会が与えられますが、手直しの程度ではすまされない誤りは、取り下げを求められるでしょう。
だから、申請するときは、十分にチェックすることが必要となります。取り合えず、出しておこうなどとは考えないでください。
法務局には、登記相談というコーナーがあります。自分で登記する方のために、もと登記官のひとが、対応にあたってくれます。
このサービスを使わない手はありません。しかし、何もしらないで全部教えてとなると、何回も足を運ぶことになります。しかも、対応してくれた人が常に同じではあれば、良いですが日によって変わります。
そこで、このホームページに載っていることを理解していただいてから、法務局の登記相談に臨まれるのが、良いと思います。